「ゴールデンウィーク」英語で説明できる?
※今回の記事は、日中英の3ヶ国語マルチリンガルの阪野 思遠さんに監修していただきました。
「一度挫折したけれど、どうやったら英語を習得できるのかわからない・・・」
「超がつく初心者には、どんな勉強をすればいいんだろう?」
「カッコよくペラペラに話せるようになりたいけど、時間がない・・・!」
英語とは、言葉や文字で相手に情報や気持ちを伝えるための手段。
自分の言葉で気持ちが伝わるように、しっかり身に付けたいですよね。
でも、何から始めて、どうすれば本当に上達できるのか、よくわからないことばかり・・・。
こんにちは!
編集部のLinaです。
実は私自身、英語を勉強して習得するまでたくさん苦労しました。
何も上達してないように感じたり、悩んでしまうことが多かったからです。
当時は「初心者から習得までがわかるような道しるべって、どこかにないんだろうか・・・」といろんなサイトを見て探しました。
英語といえば、かつては留学や語学スクールに行って学ぶ人が多かったのですが、最近では自宅からオンラインで学べるところも増え、英会話アプリや英会話カフェでコミュケーションを実践できる場も増えてきました。
ただ、英語の勉強や上達方法に関する本やサービスは本当にたくさんあるので、「どれが正しくて、何をやったらいいかわからない・・・!」と悩みがち。
というわけで、編集部が、初心者から英語習得までの道のりと「本当にオススメの英語サービス」を調査しました!
今回、 20代から40代までの男女50名のバイリンガル(2カ国語を話す人)にアンケートを実施。
また、編集部のメンバー4名で座談会も開催し、習得までの道のりを徹底的に調査し、オススメしたい12種類のサービスの品質や使いやすさをしっかりとチェックしました!
どんな方にも自信を持って上達できる勉強法とサービスだけをご紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ところで、英語を勉強するときは、上達の原則や自分のタイプをしっかりチェックしておく必要があります。
なぜなら、原則を知らないと、「めちゃくちゃ時間もお金もかけて努力したのに、思うように上達せず挫折してしまった・・・」といった失敗をするかもしれないからです。
そんな失敗をしないために、この記事では、言語習得の原則に関する経験が豊富で、3カ国語を習得している阪野さんに監修をお願いして、上達の原則と勉強法をお伝えします。
ご紹介いただいた、日中英3ヶ国語マルチリンガルの阪野です。
私も初心者の状態から外国語を2つ習得したので、その経験と知識が英語で悩む方々のお役に立てると幸いです。
記事の前半では、阪野さんにご協力いただき、習得までの道のりと上達のメカニズムを解説します。
そして後半からは、ぜひオススメしたい勉強法と「予算別の上達する英語サービス」をご紹介します。
今回ご紹介する勉強法と英語サービスを参考にしていただければ、きっと相手に伝わる英語が話せるようになり、英語で新しい挑戦をしている理想の自分にも近づくはずです。
それではまいりましょう。
事前準備
上達の原則
勉強法
バイリンガルのオススメ英語サービス
英語の勉強法をチェックする前に、そもそも英語はどんな言語なのか確認しましょう。
世界の「英語人口」は15億人。つまり5人に1人の割合で話されている言語と言われています。
英語はアメリカやイギリスなど英語を母国語として使う人よりも、公用語や第二言語として学んで身につけた人、つまり英語ノンネイティブの人口が多いことを覚えておきましょう。
では続いて、英語の勉強を始める前にどんな準備が必要なのか、お話ししていきます。
英語とは本来、文章や会話で相手とコミュニケーションを取るための手段の1つです。
そのため、あなたの英語の正しい・間違いよりも、たとえば「ありがとう」の気持ちが伝わることが重要なのです。
ただ、私たちは学校の試験やTOEICなどで、「英語」といえば試験の印象が強くなっています。
英語を、間違いを避けて高い点数を取る「勉強」ではなく、何度も間違いを繰り返して身につけていく「学習」と捉えてなければいけません。
なぜかというと、「勉強」として考えてしまうと、間違いをできるだけ避けて消極的になってしまったり、点数を意識しすぎてプレッシャーに疲れて挫折してしまうからです。
そうなんです。
実は、重要なのはテクニックよりもマインドセット、つまり考え方です。
間違える度に「よし、これでまた1つ学んだ!」と前向きに考える心構えは非常に重要です。
では、次にいよいよスタートを切る前に最も重要な「ゴール」をしっかりチェックしていきましょう。
これから英会話を始める人も、すでに英語を勉強中の人も、ゴール設定は非常に大切です。
なぜなら、「モチベーション維持」が継続のカギになり、継続が上達の一番の近道になるからです。
たとえば、3年後の「なりたい自分を描く」。
「海外旅行先で現地の人と英語でコミュニケーションを取りながら楽しんでいる」
「英語を使う職業への転職を成功させて、仕事にワクワクしながら取り組んでいる」
「気の合う外国人や仲間に囲まれていて、休日や日常が色鮮やかになっている」
なぜ3年後かというと、実は一般的に英語の習得には1,000時間かかると言われています。
そのため、毎日1時間のペースでおおよそ3年後には達していることになります。
英語を身につけてやりたいこと、自分のゴールを一度思い描くことで、これから目指す目的地がはっきりします。
なぜなら、英語を使って達成したい目的を想像すると、ワクワクしてモチベーションを維持しながら勉強したり上達できるからです。
ちなみに、”やりたいこと”が途中で変わっても大丈夫です。
私も最初は視野を広げたくて英語を始めたのですが、徐々に英語を通して、「言葉で人とつなげたい」という想いになっていきました。
事前に心構えをチェックしたところで、ここからは、自分に合った勉強法が見つかる学習タイプを紹介していきます。
以下の表は、英語の学習タイプ4つを表にしたものです。
学習タイプとは、英語を習得する目的の緊急性と領域を4つに分けたものです。
あなたはどのタイプでしたか?
自分がどのタイプかを把握できると遠回りせず上達しやすくなるので、ぜひ考えてみてくださいね。
ここで、ひとつ注意したいことがあります。
何かというと、学習タイプは時期によって変わることがあるということです。
緊急性が急に上がることもあれば、時期によってやるべき学習領域が変わることもあるでしょう。
そのため、定期的に自分の学習タイプに合った勉強法を見直す必要があります。
くれぐれも気をつけてくださいね。
では続いて、どんな人でも役立つゼロから習得までの道のり「成長期マップ」を解説します。
以下の表は、ゼロから英語習得までの過程を時系列にまとめた成長期マップです。
実は、勉強した分がそのまま上達するわけではなく、ぐーんと伸びる成長期と、力を蓄える我慢の時期などがあります。
今回編集部では、成長期ごとにわかりやすく『もやもや期』『のびのび期』『いやいや期』『ぺらぺら期』と名付けました。
ですから、英語の勉強は、目先の成長だけを気にすればいいわけではありません。
本当に上達して習得するためには、今の自分がどの時期にいるかを正しく理解して学習を続けることが大切です。
ここからは、成長期ごとの悩みと対策について、詳しくお伝えします。
「英語の勉強って何から始めればいいんだろう?」
「始めたはいいが全然できなくて、本当に上達するのか不安・・・!」
「今のやり方で本当にやりたいことを達成できるのかな・・・(;_;)」
もやもや期とは、ワクワクした気持ちで始めたものの、いざスタートしてみるとわからないことばかりで、急に不安になってしまうことが多い時期を指しています。
ここでは、自分の学習タイプをしっかり理解して、方向性を定めることで成長していくことが大切です。
次はいよいよ成長を実感できる、のびのび期を説明していきますね。
「褒められることも増えて英語の勉強が楽しくなってきた!」
「短いフレーズは使えるようになったが、もっと深く伝えられるようになりたい。」
「一応受け答えはできたけど、細かな気持ちを伝えられないときがある・・・」
のびのび期とは、少しずつできるようになったことで学習そのものが楽しく感じられるようになったり、成長を実感できるようになっている時期のことです。
とはいえ、まだ十分に気持ちや背景を伝えるまでにはいたらず、歯がゆく感じることも多いでしょう。
この時期では、積極的に場数を踏んだり英語の時間が増える傾向にあるため、いわゆる英語感覚・英語脳が養われるタイミングです。
続いては、誰しも一度は経験する「いやいや期」について説明していきます。
「目に見える成果を感じられず、自分がどれほど成長しているのかわからない・・・」
「すぐに言葉にできなかったり、思い通りに伝わらなかったりして悔しい。」
「忙しいせいか、気が付くとモチベーションが落ちてきたかも・・・」
いやいや期とは、ある程度は思うように英語を使えるようになってきたものの、以前のように明確な成長を実感できなくなったり、行き詰まりを感じる時期です。
おもな理由としては、「忙しくて時間が取れなくなった」「モチベーションが下がってしまった」が多いので、一度自分を見つめ直すことが大切です。
この時期は、成長期マップと対処方法を知っていれば、ほぼ確実に乗り越えられます。
ですので、時間がかからなくても良い方法、楽しみながら学習ができる方法、英語の先にある”やりたいこと=目的”を意識して英語と付き合うようにしてくださいね。
ちなみに、いやいや期を何度か経験する方もいます。
無理ある期限や目標をつくったり、目先の成果ばかりを急いでしまうと、結果遠回りすることが多いので、気をつけてくださいね。
「普段使う分には、問題なく英語ができるようになってきた。」
「振り返ってみると、確かに自信を持って英語が使えるようになった気がする・・・!」
「せっかくだから忘れないように、日常英語を使える環境がほしい・・・」
ぺらぺら期とは、いやいや期の壁を突破して、いよいよ英語を問題なく使えるまで成長してきた時期です。
のびのび期のような明確な成長は感じられないのですが、振り返ると見違えるほどの上達、自信がついていることに気づくはずです。
ただし、読み書きだけ・話す聞くだけをやってきた、もしくは短期間の詰め込みでたどり着いたという場合は、燃え尽き症候群にならないように注意しなければいけません。
なぜなら、英語脳は筋肉のようなもので、バランスよく定期的に続けることをやめてしまうと、せっかく習得しかけたものを忘れてしまいます。
なので、日常的に英語を使えるライフスタイルを見つけて英語力を維持したり、英語で”やりたいこと”を実現していきましょう。
では、ゼロから習得までの道のりをチェックしたところで、いよいよ上達に役立つ勉強法をご紹介します。
今回、編集部は「本当に上達できる英語の勉強の方法」を見つけました。
それは、以下の5つの方法です。
この選び方は編集部の独断で決めたものではなく、アンケートや様々な調査をもとに導き出されたものです。
まずは、20代から40代までの男女50名のバイリンガルを対象に、「習得に役立った勉強法」をインターネットでアンケートしました。
そして、第二言語を習得したバイリンガルや海外での生活経験のある編集部のメンバー4名で座談会も開催。
多くの人に役立つ英語の勉強法にはどんな共通点があるのか、徹底的に話し合いました。
こうした調査を行ったことで、多くの人が実際にやってよかった勉強法には、上達する納得の「理由」があることがわかったんです。
それでは、英語の具体的な上達方法をお伝えする前に、どんな勉強法がどんな理由で人気なのか、アンケートのランキングを見ていきましょう。
アンケート結果、バイリンガルがやってよかった勉強法の1位は、実践でした。
覚えた単語・フレーズをすぐに書いたり話したりすると覚えやすいという意見が多数集まりました。
1位から5位まで、おもな人気の理由は以下の通りです。
実は、今回のアンケートでは、どんな勉強法があまり効果を感じられなかったかも回答してもらいました。
すると、効果を感じた勉強法は共通しているものの、「効果を感じなかった勉強法」は人ぞれぞれ異なっていることがわかったんです。
多くの人が効果ないと感じた理由には、英語の勉強で挫折しないための「ヒント」が詰まっているので要チェックです。
やってみて効果がないと感じた理由の1-5位についても、具体的にどんな勉強法がどんな理由で効果がなかったのかを以下にまとめました。
こうしたアンケートや座談会を通じて、英語の勉強で押さえたいポイントが見えてきました。
ここからは、誰もが上達できる英語の勉強法を具体的に説明していきますね。