LanCul Culture guide
言語と文化は、私たちの考え方を変え、時に私たちに共通点をもたらしてくれるものです。
LanCulは、あらゆる人が言語と文化の壁を越えて繋がり、心が豊かで多様性溢れるコミュニティを提供します。
それによって私たちは、異なる価値観とバックグラウンドを持つ人々が尊重し合う習慣を根付かせ、世界を多様性に満ちた場にしたいと考えています。
この文書は私たちの独特な企業文化について書かれたもので、私たちがあらゆる人に”Language”と”Culture”体験を届けるために役立ちます。
すべての素晴らしい企業と同じように、私たちは最善の雇用をするべく努力しており、「誠実・卓越性・敬意・協調」を評価します。そのうえで、LanCulに特有なのは以下の点です。
- メイトの独立した意思決定を奨励している
- 率直かつ慎重に情報を全てシェアする
- お互いが平等以上に並外れて公平である
- 「人」を最も尊重し、LanCulにフィットする人材のみ採用することに妥協しない
- カルチャーを効果的に共有し、向上させる
私たちの哲学の前提は「私たちは大人であり、責任を持って自己管理ができる」ということです。
より具体的に言うと、不必要なヒエラルキー(上下関係)をなくし可能な限り個々が自立した組織にすることで、素晴らしいメンバーたちが満足して高いパフォーマンスを発揮できるのです。このアプローチをとることで、より柔軟で楽しく、刺激的で創造性に富む、そして成功を収める組織になっています。
私たちの目的は、メイトを管理するのではなく、彼らを奮起させることにあります。私たちのチームは、「LanCulにとってベスト」だと考えることを実行すると信頼しています。それゆえ彼らに多くの自由、権限、そして意思決定を支援するための情報を与えています。結果として、責任感と自己管理能力が生まれ、それらが会社の利益になる最良の仕事へと導いてくれると信じています。
本物の価値観
多くの企業が企業としての価値観を掲げていますが、大半は額縁に入れられた飾りとなり、みんなから無視されています。本物の価値観とは、私たちの行動やマインドセットに基づき、日々の意思決定に指針を与えてくれるものです。そして最も重要なのは、LanCulで働く私たちが以下の価値観に真剣に向き合い、真摯に行動することで、LanCulのそれは、本物の価値観となります。
1. 誠実さ
誠実さは私たちのスムーズなコミュニケーションを保つために不可欠な素養です。性善説に基づくシステムや監視・管理が不要なシステムは、私たち一人ひとりの誠実さに立脚しています。「窓と鏡」のマインドセットはLanCulで働く上で重要な要素です。成果が上がり物事がうまくいっている時には”窓の外”を見て、環境や周りに感謝し、失敗したり物事がうまくいかない時は”鏡”を見て、我が身を反省する。その思考様式こそが、私たちの素晴らしいチームワークとコミュニケーションを支えています。
- 自分の仕事、進捗、予定、実績を包み隠さず、周りから全て見えるようにしておく。
- チームメイトについて何か言う時は、非政治的な姿勢で面と向かって伝える。
- 自分の間違いを正直かつ率直に認める。
- LanCulの価値観と食い違う行動には疑問を持ち、率直かつ適時なフィードバックを提供する。
- 自分を決して過信せず、客観的に捉えようとする謙虚さを持っている。
2. 責任感
LanCulでは自由と責任は常にセットだと考えています。好きな時間に好きな場所で仕事する自由は、私たちの当事者意識、責任感、自発性を有している土台の上に成り立っています。私たちは信頼され、自由を与えられ、重要なことを任された時にこそ成長すると信じています。だからLanCulでは、できる限り仕事に対して自由と責任をセットで付与します。
- 自己管理能力を有し、指示がなくても問題を発見し修正する。
- 自分の担当する仕事を、最後までやりきる。
- ミスや失敗に向き合い、成長の機会と捉えて解決する。
- 自由に休み、休暇を取るために業務の共有を奨励する。
- 服装の規制・方針はなく、各自が自身の業務にふさわしいと考える格好をする。
3. 妥協のない卓越性
本当に良いサービスを提供するためには、まず私たちが自分のサービスを信じている必要があります。妥協せずに卓越性を追求した仕事を通して初めて、自らの提供するサービスの価値を信じられるものです。卓越性の基準には個人的な視点も重要である一方、LanCulの成長に最も役立つことを考え行動することを奨励しています。
- プロセスと結果に同じくらい重点を置き、結果に責任を持って遂行する。
- 仕事のクオリティに対して「まぁいいか」を排除し、ベストを尽くす。
- 安易な選択肢に惑わされず、最適な行動・意思決定まで考え抜く。
- 曖昧な状況や条件・情報が不揃いな中でも最善だと言える決断を行う。
- LanCulにとって意義があると思う場合は、たとえ気まずくても自分の考えを発言する。
4. オープンマインド
サービス価値として「オープンマインドさ」を提供する私たち自身がオープンマインドであることは、何よりも重要な事の1つです。ただ単に様々な文化や考え方を認識し、受け入れて適応するだけではなく、優秀なチームメイトと効果的に働き、卓越したチームワークを創り出すための前提になります。それは例えば、厳しい状況においても屈することなく、必ず現状打破できる解決策が存在すると信じて取り組むマインド、姿勢にも繋がります。
- 議論を個人的なものとして捉えず、まず理解するために反対意見を歓迎し傾聴する。
- より良い決定をするために、異なる視点も受け入れて育む。
- 自分の母国語を理解できるとは限らない全世界から集まった人々と上手く仕事をするために、コミュニケーションのスタイルを相手に合わせて変化させる。
- 誰にでも先入観がある事を認識し、それらを乗り越えて成長することに努める。
- 他者やアイディアを判断する際は、個人的な先入観ではなく、LanCulの価値観にフィットしているかどうかを重視する。
- 対面でのコミュニケーション、相互理解の促進、オープンマインドを重視するため、可能な限り直接顔を合わせる機会を設ける。
5. シンプリシティ
複雑な世界でシンプルさを貫くことは簡単ではありませんが、私たちはそれに大きな価値と恩恵があると信じています。複雑な考え方は時に問題を見えなくし、解決した気分にさせたり、人を賢そうに見せたりします。複雑であることの誘惑に負けそうになるかもしれません。ですがそもそもなぜそうなるのかという本質的な原因を探り、解決するべきなのです。上辺の解決ではなくシンプルに本質を掴み、直接的なアプローチができる人をLanCulでは称賛します。
- 簡潔明瞭な言葉・表現を用いてコミュニケーションをとり、ロジカルに話す。
- 常に根本原因を探り、表面上の処理を越えた対処をする。
- 複雑さを最小限にし、問題や議論の本質を掴み、シンプルな解決アプローチをとる。
- 難しい問題に対する解決策を見つけるために、論点を再概念化をする。
- むやみにあれこれ手を出さず、限られた時間とリソースを必要なところに的確に集中して注ぐ。
6. 親しみやすさ
「人と人の繋がり」は私たちの仕事を意味あるものにしてくれるのと同時に、”LanCulらしさ”を代表する要素でもあります。LanCulでは、類まれなる能力で全てにおいて完璧であることよりも、チームメイトとの人間的な繋がりや関係性を築けることを先に求めます。
私たちはただ単に高い生産性やパフォーマンスを出すことには興味がありません。仕事やサービスの先にいる”人”を中心に置いて考えているため、チームメイトとはユーモアや人間的な側面を互いに共有してほしいと考えています。
- 仕事のスキルやクオリティだけでなく、人間的な繋がりを育むことの重要性も理解している。
- 張りつめた議論・関係性を、軽やかにし解決しやすくする。
- 忙しい時であっても、精神的な余裕を持つ。
- 自分のプライベートや個性を共有することに抵抗感を持たず、人間味を見せられる。
- 笑顔を忘れず、「話しかけやすい人」「一緒に仕事をしやすい人」「親しみやすい人」であろうとする。
最後に
LanCulが営むのは、常に「人」を中心とした究極のピープルビジネスです。あらゆるお客様との絆を大切にし、より心がオープンになり、人生がさらに飛躍する瞬間を共有することが、私たちの目的です。
一方で会社としてのLanCul自身も、常に人を中心に置いた組織を築いてきました。LanCulがどこまで成長し、組織が拡大しても、つまるところ会社の核はそこで働く私たち一人ひとりなのです。
そのため、私たちがここまで述べてきた事柄に真摯に向き合い、日々の1回の笑顔、1分の会話、1つの思いやりを大事にすることで、本物の価値観が生まれ、LanCulのカルチャーを維持し、そして向上させていくことができます。
「言語と文化を通して、人々の心を豊かで多様性あふれるものにするために」